ぬりえは子供、塗り絵は大人
小さい頃によく行ったぬりえ、色がついていない絵に色を付けていく楽しみがあり、集中力を養うという事でも、芸術的なセンス、カラーの使い方などの訓練にもなるぬりえは、幼い頃よく行ったという方も多いでしょう。
最近こうした子供が行うぬりえではなく、大人が行う「塗り絵」が注目され、多くの方が趣味として楽しんでいることをご存知でしょうか。
子供のぬりえとどう違うのか?というと、子供のぬりえのように絵柄が単純ではなく、複雑なデザインとなっています。
非常に繊細で、緻密な絵となっているので、様々な色に塗り分ける事が必要で楽しめます。
子供のぬりえよりもずっと時間も手間もかかりますが、作品を作り上げるような楽しみがあり、ぐっと集中できるのです。
たくさんのメリットがある大人の塗り絵
多くの方がはまっているという大人の塗り絵、日本で大人気のスケーターも、集中力アップのために塗り絵を楽しんでいるという姿がメディアで公開されていました。
しかしこの塗り絵は単に趣味として楽しむという事以外に、忙しい現代に生きる人たちに、セラピー効果を与えています。
デザインに対して思い思いに、色を選び塗っていくことで、自然と塗り絵の世界に没頭していきます。
時間を忘れて集中していくうちに、嫌な事等を忘れる事が出来る時間となり、ストレスを軽減する効果があるのです。
仕事でもプライベートでも気を抜く暇がない大人にとって、心からリラックスできる時間は少ないのですが、塗り絵を始めることで、自然とリラックスできる時間を作る事が出来、心が楽になっていきます。
塗り絵のセラピー効果のほかにも、脳トレ効果も注目されています。
ぼかしや濃淡をつける、色の配色を考える等、脳を広く利用して行う大人の塗り絵は、脳の活性化にもつながります。
より美しい作品に仕上げていこうという思考から、脳の前頭前野という部分が活発になり、日常生活の中ではあまり鍛える事が出来ないといわれる創造の力が付くのです。
一人で出来る趣味としての魅力
本屋さんにいくと、大人の塗り絵の専用コーナーを設けている所もありますし、色鉛筆の多数の色が揃った塗り絵用のセットなども充実しています。
指導が必要な趣味や、自宅では出来ない趣味とは違い、大人の塗り絵はいつでもどこでも出来る魅力があります。
小さいタイプの塗り絵と色鉛筆のセットをバッグの中に忍ばせてカフェでくつろぎタイムに大人の塗を楽しむのもいいでしょう。
自宅でちょっとお酒を飲みながら、のんびりと塗り絵を楽しむというのもすてきです。
アート性の高い塗り絵がたくさんありますので、最高作品!と思える塗り絵は額に入れて飾っておいてもいいでしょう。
以外な才能に気が付くかもしれません。
必要なモノは塗り絵の本、色鉛筆やクレヨンなど色をえがけるもの、たったこれだけで始める事の出来る気軽な趣味です。