オリンピックで一躍注目されたアーチェリー
オリンピックといえば若い選手が競い合い、国の威信をかけて各種スポーツによって競い合う最高レベルの戦いです。
オリンピックが始まると放送時間が深夜でも朝方でも夢中になって観戦、応援し、寝不足の人が多くなりますが、ある時のオリンピックで注目されたのは中年の星と呼ばれる選手でした。
その選手はまさしく中年層の年齢でオリンピックのアーチェリー競技に出場し、見事メダルを勝ち取り中年の星として大人気となりました。
それまでアーチェリーという競技を知らなかったという人も多かったのですが、この中年の星が誕生したことで注目され、やってみたいと思う方も多くなったようです。
ただアーチェリーは道具が必要ですし、筋力もかなり使いそうです。
またどこで練習できるのか?など知らないことが多すぎてチャレンジを断念されている方も少なくないようです。
しかしアーチェリーは非常に魅力的な心身共に利用するスポーツです。
このアーチェリーというスポーツの魅力を理解するとますますチャレンジしたくなると思います。
アーチェリーはどのようなスポーツなのか
弓で矢を射て得点を重ね、最終的に得点が高い方が勝利するスポーツです。
的には円がかかれていて、最も中心となる部分に近いほど高得点になります。
パッと見ると弓道の進化版?と思う方も少なくないのですが、弓道は和弓、アーチェリーは洋弓と呼ばれることがあり、弓に補助器具を利用して行うことや、構え方、得点計算方法など違いが多く、全く違うスポーツと考えていいでしょう。
アーチェリーは筋力が必要?難しい?
日本国内では競技人口が少ないアーチェリーですし、見た感じ、筋力を非常に多く利用しているように見えるので、確かに気軽にやるというイメージがありません。
しかし実際にアーチェリーで弓を射てみると、あれ?それほど力は必要ないんだということに気が付きます。
中学女子くらいの筋力があれば、十分弓を射ることができるのです。
洋弓場が近くにあれば弓矢を無料で借りてチャレンジすることができますし、一度経験してみたいという時でも、実は費用がかからないスポーツといわれています。
また競技人口が今のところ少ないという状態なので、ある程度練習を行うことで大会に出場することもできるという魅力もあります。
実際に2年程度の経験で大会に出場される方が多いといいますので、かなり挑戦しやすいスポーツといえるのです。
体幹をしっかり鍛えることができ美しい姿勢になる
アーチェリーはスポーツとして魅力ある部分を沢山持っていますが、体幹を鍛えるということについても非常に役立つスポーツです。
筋力は中学女子くらいの筋力があればいい、しかし体幹がしっかりしていないと弓で的を射る事が出来ません。
アーチェリーの練習を積むごとに、次第に体幹が鍛えられ、また体幹がしっかりしてくると美しい姿勢を保つことができるようになるので、背筋がぴっと伸びた立ち姿になれるといわれています。
的を射た時の爽快感がたまらない
距離がそれほど遠くない状態から始めても、的を射ぬく時の爽快感はかなりのものです。
日常生活の中で、この感覚は味わうことが出来ない感覚であり、ストレス解消にもってこいのスポーツです。
矢が的の中心を射ぬいたとき、何とも言えない気持ちのよさがあります。
初心者の方も、距離を知覚することでこの爽快感を十分味わうことができますし、徐々に距離を伸ばしていき既定の距離で射ることができるようになると、また気持ちが向上します。
集中力をしっかり鍛えることができる
アーチェリーは複数人で組になって競技するということもありますが、通常、個人競技です。
手元が1mmずれても、矢がとんだ先のずれは数十センチとなる事があり、集中力をしっかり持って矢を射ることが必要となります。
集中し心を静かに保ち矢を射るということが重要なスポーツということがわかっているので、指導する側もそれほど多く口を出さず、じっと見守ります。
競技では自分の気持との戦いといえるので、高い集中力を精神力を鍛えることができるスポーツなのです。
勉強、仕事などにもこの集中力保持の力は役だつものとなりますし、体幹が鍛えられ美しい姿勢になる事で、ゆがみが矯正されるなど、体の改善という面でも魅力的なスポーツです。