つまみ細工とは
つまみ細工とは布の切れはしからつくられる小物のことです。
かんざしや帯留めに使われることが多く、今ではアクセサリーとして幅広く活用されています。
江戸時代から始まったとされ、正方形に切った布をつまんで折り畳み、花など様々な形をつくります。
つまみ細工の魅力
つまみ細工は特別な道具は必要ありません。素材も薄手の生地でつくれます。
着なくなった浴衣やブラウスのはぎれが立派なつまみ細工に生まれ変わります。
つくるだけではなくアクセサリーとして身につけられるのも魅力です。
かんざしでなくてもピアスやイアリング、コサージュとバリエーションが豊富。
基本を押さえておけば色々アレンジができるのです。
和服だけではなく、パールやビーズを組み合わせればドレスにもあわせられます。
身につけられるアクセサリー以外にも小箱や額に飾り付けてもいいでしょう。
つまみ細工の始め方
必要な道具
最も重要なのは布(端切れ)です。着物を仕立てる際に余ったものであれば1,000円以内で揃えられますが、薄手の布であれば何でも大丈夫です。
形を整えるためのピンセットは、先に向かって細いものが扱いやすくなっています。
接着剤はでんぷんのりやボンドです。乾いたときに透明になるものがおすすめです。のりやボンドそれぞれ、特徴がありますので色々試してみましょう。
接着剤で汚れないようにボンドプレートがあると便利です。作業後にのりやボンドを乾かせば剥がしやすいので手入れしやすくなっています。
必ずしも必要ではありませんが、あると便利です。
費用
道具は家にあるもので十分です。ピンセットは数百円で購入できますし、布は古布やはぎれで問題ありません。
生地として高価なちりめんですが、つまみ細工用にカット済みになっているものが市販されています。
とりあえず初めてみるなら、初期費用はそれほどかからないでしょう。
慣れてきたら専門の道具に変えるとやる気がアップしますし、作品の仕上がりにも影響してきます。
どこで学べばいいのか
スクールや通信講座もありますが、独学でも大丈夫です。
インターネット上に作り方が公開されています。動画サイトを見ながらつくることも可能です。
実際にどうしたらいいのか体験してみたい方は一日体験講座も開催しているので、参加してみるのをおすすめします。
ハレの日のアクセサリーとしてつまみ細工を自分でつくれたら素敵な思い出になるでしょう。
ぜひ、あなたも挑戦してみませんか?