ハーバリウムとは
押し花などの植物標本の集積という意味のハーバリウム。
生花やドライフラワーをハーバリウム用のオイルと一緒に詰めたものがインテリア雑貨として人気になりました。
ハーバリウム用のオイルに浸すことでみずみずしい状態を保つことができます。持続期間は1年以上でお手入れも不要なのがうれしいポイントです。
ハーバリウムの楽しみ方
ハーバリウムの魅力は自分の好きな花をボトルに詰め込んで、じっくり楽しめることです。
オイルに浮かばせるので、立体的な姿を見られるのも魅力の一つ。
色あせしにくいので生花よりも長く好きな花を楽しめます。
そして、自分で作れることも人気の理由です。好きな花やボトルを選んでアレンジできます。
ハーバリウムの作り方
用意するもの
・ふたがしまるボトル・瓶
・オイル(シリコンオイル・ミネラルオイル)
・お好みの花
・ピンセット
・はさみ
・アルコール入りウェットティッシュ
※オイルがこぼれた際にサッとふけるウェットティッシュやビニールシートを敷いておくとスムーズに作業できます。
1.下準備
カビ予防のため、ボトルの中をピンセットで使ってアルコール入りのウェットティッシュで消毒し、ティッシュペーパーで余計な水分をふき取ります。
2.デザインする
花を入れる前に、どのような作品にしたいのかイメージしながら並べていきます。やり直しが簡単にできないため、できあがりをイメージしてデザインするといいでしょう。
花材の量や長さなどカットしておきます。長さは単一にカットするのではなく、それぞれ長さを変えて短いものから順番に入れていくときれいに仕上がります。
3.作成
2でイメージしたものを下に入れるものから順番に詰めていきます。なるべく、短いものから順番に入れていってください。
ピンセットで調整しつつ、花材同士の距離感を調整していきましょう。
4.オイルを入れる
ボトルを少し傾けてオイルを入れていきます。オイルはボトルの内側に伝わるように入れていくと、花材が潰れるのを防げます。
一気にオイルを入れてしまうと、花材が潰れたり、動いたりするので注意しましょう。
シリコンオイルとミネラルオイルは性質が異なります。混ぜ合わせると白濁してしまいますので混ぜないようにしてください。
5.ふたをする
オイルを入れると、気泡が浮いてきます。空気が抜けるのを待ちましょう。だいたい3~5分で抜けていきます。
空気が抜けたら、しっかりとふたを閉めます。
オイルが衣服につくとシミになる場合がありますので、こぼれてしまったらしっかりとふき取ってください。