パレットと色鉛筆とメモ帳

美術品収集

美術品収集のすすめ

美術品と一口に言っても、絵画・家具・陶器・掛け軸など、さまざまな種類があります。
美術品を収集したり、自宅でそれをじっくり見て堪能したりと、いろいろな楽しみ方が得られるのが大きな魅力です。
自分の気に入った美術品を探すため、画廊や骨とう市、アンティークフェアに足を運ぶ方もたくさんいらっしゃいます。

骨とう市では、骨董商がさまざまな品物を販売しています。時には有名な焼き物や陶器が数百円で購入できることも。
キレイに拭いて並べられている品物もあれば、ホコリや汚れがたまった状態で置かれていることもあるので、マスクと軍手は持参しておくのが望ましいです。

一つひとつじっくり美術品と向き合いながら、とっておきの一品を探してみましょう。予想以上の掘り出しものが見つかるかもしれません。
また、オークションサイトやネットショップなどを利用すると、お手頃な価格で手に入れられることもありますよ。

自宅に絵画を飾る

鮮やかな絵画を飾るだけで、部屋の雰囲気はガラッと変わります。絵をじっくり楽しめるよう、飾り方にもいくつかこだわりたいものです。
まずは高さです。絵画を飾る場合は、目線と同じくらいの高さで合わせましょう。
美術館などでは、絵の中心から床までの距離が140~150センチの位置でかけられています。

絵画の下に家具があるときは、目線が上になりすぎないよう注意してください。
絵画を2枚飾る際は、あえて階段状にして少しズラして飾るのもおすすめです。

飾る場所も重要なポイントです。家具がたくさん置いてある部屋だと、絵画の華やかさが半減してしまいます。
視線がもっとも集まる見せ場となる「フォーカルポイント」を意識して飾るのが大切です。
ベッドの頭のところや玄関の正面の壁、リビングのソファの上など、絵画の美しさが際立つところを選びましょう。

絵画を飾るうえで、湿度が高い場所や寒暖の差が激しいところは適していません。シミやカビが生える可能性があります。
日焼けによる変色や退色を防ぐためにも、直射日光が当たる場所も避けましょう。

限定番号について

木版画やリトグラフなどの版画は、一度に何点か刷り上げるのが特徴です。油絵のように一枚ずつ制作するものではありません。
限定番号(エディションナンバー)とは、「作品が制作された数」を示すものです。

15/100のように版画の左下の余白に分数の形で書かれています。
分母が限定部数、分子がエディションを意味する数字です。

ここで注意したいのが分子の数です。数字が1であっても最初に擦られたわけではありません。
また、後半の数字=価値が低いというわけではないのです。
一つひとつの作品の価値を高めるため、最初に決められた部数以上に作品が流通しないよう、限定番号を設けて管理をしています。


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