夜の山登りナイトハイクに挑戦
ナイトハイクというのは名前の通り、あえて夜に山登りをすることです。
夜の山なんて怖いし、遭難しやすいのではと考える方もいらっしゃるでしょう。
しかしルールを守れば安全に登ることができます。
夏は暑い日差しの中を歩くより、日が落ちてから涼しい中で歩く方がいいですよね。
また最近登山を楽しむ方が増えていることもあって、昼間だと人が多く自然を楽しむつもりが行列に付いて登山することになる時もあります。
ナイトハイクなら人も少なく、自然を思いっきり楽しめるでしょう。
夜の山の魅力とは
夜の山は昼間とは全く違う様子になっています。
動物たちは夜に活動するものも多く、昼間はどこかで休んでいる彼らの活動的な姿を見ることができます。
またフクロウや虫たちの鳴き声を聴きながらの登山なんて幻想的だと思いませんか。
高山植物も夜に花を咲かせる種類もあります。
そんな貴重な花を直接見ることができるのもナイトハイクならではですね。
そして1番の醍醐味といえば、夜空に浮かぶ無数の星や、美しい夜景ではないでしょうか。
普段の街中では見られないような満点の星空が見られます。
同じ山でも昼間見ている景色から世界が変わったような景色をナイトハイクでは楽しめます。
ナイトハイクで必要なもの
荷物や装備は普段の登山とほとんど同じで良いでしょう。
違う点といえばライトが必須となることです。
街灯などがない真っ暗な山道を歩いて行くのですから、明かりがなくては前にも進めません。
ライトは手持ちのものではなく、頭に装着できるヘッドライトをおすすめします。
両手が空きますし、目線の先が常に照らされるのも心強いポイントです。
またライトが切れてしまっては命に関わるかもしれないので、ライト本体や電池の予備は必ず持っていくようにしましょう。
ナイトハイクで気をつけるべきこと
魅力がたくさんあるナイトハイクですが、注意点も把握しておきましょう。
まず1人では行かないことは最重要ポイントです。
見通しの悪いなかの登山ですから、万が一ルートから外れてしまったらすぐに遭難してしまいます。
危険を回避するために必ず複数人で行動します。
そして冬のナイトハイクは避けましょう。
山の天気は変わりやすいことはよく知られていることですが、冬の夜ともなれば山の中は思っているよりも気温が下がります。
寒さは体力が奪われやすく、危険な事態を招きかねないのです。
他に深刻なのはゴミの問題ではないでしょうか。
昼間でも山にゴミが放置されていることが問題となっています。
山そのものを汚してしまいますし、動物たちが口に入れてしまう可能性もあります。
夜はそんなゴミをうっかり落としてしまったら当然見つけにくいですよね。
はじめからゴミを出さないように荷物や装備を工夫していくと良いでしょう。