クリケットとはどんなスポーツ?
クリケットは日本ではそれほど馴染みが深くありませんが、イギリスやオーストラリア、南アフリカ、インドなどといった国では非常にポピュラーで、サッカーに次いで世界で第二の競技人口を誇るスポーツです。
ワールドカップなども開催されており、クリケットのスーパースターともなると数億円の年収があります。
クリケットのチームは11人で構成されており、攻撃と守備を交互に行なって得点が多いほうのチームが勝ちとなります。
クリケットはイギリスで発祥したスポーツで、野球の原型とも言われています。
1301年にはNewendenにおいてエドワード1世(長脛王)の息子が「creag」と呼ばれるスポーツを行ったという記録が残されており、これがクリケットの原型ではないかと推測されています。
クリケットの特徴について
クリケットは試合時間が非常に長いのが特徴で、短くても1日、長ければ5日間も続くのがクリケットの試合で、ティータイムも設けられています。
スポーツの合間にティータイムが設けられているのはクリケットだけですが、これはクリケットがもともと貴族のスポーツとして発展したことに由来しています。
イギリスでは、ティータイムは古くから大切にされている習慣で、昼食と夕食の間の「おやつ」タイムとして親しまれてきました。
サンドイッチやスコーンなどと一緒に紅茶を飲むのがイギリスの典型的なティータイムで、クリケットでも2時間に一回ティータイムが設定されています。
クリケットは紳士のスポーツですので、参加者同士のコミュニケーションを大切にして交流するという意味合いもティータイムにはあります。
また、紅茶にはポリフェノールが豊富に含まれており、グリコーゲンの消費を抑えて先に脂肪を燃焼させるという効能がありますので、クリケットの長時間の試合でバテるのを防ぐ効果があります。
クリケットの試合で開催されるティータイムに関しては、YouTubeなどで動画を見ることができます。
プロの試合でも、クリケットでは必ずティータイムが設けられており、野球を期待して見ていると思わぬ光景と思ってしまうかもしれません。
クリケットを始めるには
クリケットを始めるためには、「クリケットブラスト」などのクリケット普及プログラムに参加するのが一番です。
クリケットブラストというのは日本クリケット協会が開催しているプログラムのことで、小学生から参加することができます。
プログラムへの参加申込は、日本クリケット協会のホームページから行うことができます。
バッティングやボーリング、フィールディングなどをクリケット独自のテクニックを身につければ、いろいろな人たちとの交流を楽しみながらクリケットをプレーすることができます。
クリケットブラストの開催スケジュールなども、日本クリケット協会のホームページで確認できます。