ボカロとは
最近、「ボカロ」という言葉をよく耳にするようになりましたが、具体的にどういうものなのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
ボカロというのは「VOCALOID」の略で、メロディーや歌詞を入力して歌を歌わせることのできる音声ソフトウェアのひとつのことです。
もともとはYAMAHAが開発した開発した歌声合成技術と、その応用ソフトウェアがボカロで、最初に登場したのは2003年のことです。
ボカロの語源は「ボーカル(vocal)+アンドロイド(Android)」で、発表当初はそれほど話題にもなりませんでしたが、第2世代のVOCALOID2が発表された辺りから認知が増し、現在にいたっています。
現在、ボカロにはさまざまな声質のキャラクターが存在します。
ボカロのメリット
ボカロの大きなメリットは、生身の人間ではカバーできない音域でも曲が作れることにあります。
通常の人間が出せる音域は2オクターブ、多くてもせいぜい3オクターブですが、ボカロなら10オクターブの音域でも気にせずに曲を作れるというメリットがあります。
人間では出すことのできない高いキーでもボカロなら難なく出せるので、これまでとはまったく違ったコンセプトで作曲ができるのがボカロのメリットです。
「ボカロP」というのは「ボカロ プロデューサー」のことで、音声ソフトを使用して楽曲を制作するアーティストのことを意味しています。
ボカロPになって人気が出れば、将来的にはアーティストとして、あるいはエンジニアとして活躍することができるかもしれません。
アマチュアからプロになる登竜門としても、注目の職業がボカロPというわけです。
ボカロPになるためには
ボカロPになるためには、最低限の機材を揃える必要があります。
まずVOCALOID等音声ソフト(17,000円〜)が必要になるだけではなく、作曲ソフトやオーディオインターフェース、ヘッドホンが必要になります。
これ以外にモニタースピーカーやMIDIキーボード、コンデンサマイクなども必要になってきます。
「機材は揃っているけれどもどのように始めたらいいかわからない」という方は、ボカロPの直接の指導を受けられる音楽教室に相談してみるのもおすすめです。
島村楽器には社内認定のアドバイザーが常時在中しており、それぞれのニーズに合わせて適切なアドバイスをしてくれます。
島村楽器以外にもボカロPになるための講座を開催しているところはたくさんありますので、興味のある方は一度相談してみるといいでしょう。
ボカロP養成講座は各地で開催されており、適切な指導を受けることができますから、できるだけ個人レッスンに対応しているところを選びましょう。