あみぐるみとは
雑貨屋さんやSNSで、毛糸で編まれた小さな動物や人形を見かけて、思わず頬が緩んだ経験はありませんか?
日本発祥のハンドメイドカルチャーでありながら、今や世界共通語として愛されているあみぐるみ。
布製のぬいぐるみとは一味違う、あみぐるみだけが持つ独特の魅力は、忙しい現代を生きる女性たちの心を優しく癒やしてくれます。
ただ可愛いだけではない、あみぐるみがもたらしてくれる3つの癒やし効果をご紹介します。
日々の疲れを溶かす3つのメリット
1. 丸いフォルムと毛糸の質感が生む触れる癒やし
あみぐるみの最大の特徴は、編み地特有の凸凹とした手触りと、中に詰められた綿のふんわりとした弾力です。
コロンとした丸みのあるフォルムは、見ているだけで安心感を与えますが、実際に手に取って撫でてみると、その温かさに驚かされます。
毛糸の繊維が含む空気の層と、手編みの素朴な風合いは、触れる人の緊張を解きほぐす不思議な力を持っています。
デスクの片隅に置いて目が合ったときにちょっと握ってみたり、寝る前に枕元に置いてみたり。
デジタルな画面に触れることが多い毎日の中で、物理的な柔らかさや温もりに触れる時間は、脳をリラックスさせる大切なスイッチになります。
2. 自由自在な表現力。
界にひとつだけのうちの子
既製品のぬいぐるみとは異なり、あみぐるみは作り手の想像力次第でどんな形にもなれます。
うさぎやクマといった定番の動物はもちろん、架空の生き物や、好きな食べ物をモチーフにしたキャラクター、さらには愛犬や愛猫に似せたオリジナルの作品まで、自由自在です。
色選びも無限大で、パステルカラーで夢かわいい雰囲気にしたり、アースカラーでインテリアに馴染む大人っぽい雰囲気にしたりと、自分の好みを100%反映させられます。
3. 作る時間そのものがマインドフルネス
あみぐるみを所有するだけでなく、作るプロセスにも大きな癒やしがあります。
編み物は、一定のリズムで手を動かし続ける反復作業です。
針を入れて、糸をかけて、引き抜く。
この単純な動作を繰り返していると、自然と呼吸が整い、雑念が消えて目の前の作業だけに没頭する状態になります。
これは編み物瞑想とも呼ばれ、マインドフルネスに近いリラックス効果があるといわれています。
完成したときの達成感はもちろんですが、無心になって手を動かす静かな時間そのものが、心のデトックスになるのです。
愛着が湧くあみぐるみ作りのポイント
道具選びは太めの毛糸と大きめのかぎ針から
不器用だから難しそうと敬遠してしまう方も多いですが、あみぐるみは編み物のジャンルの中でも比較的始めやすい手芸です。
マフラーやセーターのように大きなものを編む必要がなく、短時間で形になるからです。
初心者が挫折しないためのポイントは、道具選びにあります。
いきなりレース糸のような細い糸で小さな作品を作ろうとすると、編み目が見えづらくて疲れてしまいます。
最初は、並太や極太といった太めの毛糸と、それに合った大きめのかぎ針(7号〜8号程度)を選びましょう。
アクリル毛糸は滑りが悪くて編みにくいことがあるため、ウールやコットンが混ざった糸を選ぶと、手触りも良くスムーズに編み進められます。
目や口の位置で変わる性格
あみぐるみの可愛さを決定づける最も重要な工程が、目や口のパーツ付けです。
同じ編み図で作った本体でも、目の位置が1ミリずれるだけで、表情や性格がガラリと変わります。
目を離せば幼くのんびりした顔に、寄せれば真面目でしっかりした顔に。
下の方につければ赤ちゃんのような愛らしさが生まれます。
ボンドで固定してしまう前に、マチ針を使って仮止めし、色々な角度から眺めて一番可愛く見える黄金比を探してみてください。
完璧を目指さない
編み図通りに編んでいるつもりでも、目が一つ増えてしまったり、手足の長さが微妙に違ってしまったりすることはよくあります。
でも、そこで失敗したと落ち込む必要はありません。
あみぐるみの世界では、その歪みや左右非対称さが、かえってその子の個性や愛嬌になります。
少し首が傾げているのも首をかしげて話を聞いているみたいと思えば可愛く見えてきます。
機械で作ったような完璧さを求めるのではなく、手跡の残る不格好さを愛でる。
そんなおおらかな気持ちで作ることが、長く楽しむための秘訣であり、完成した作品への愛着を深めてくれますよ。
