紙飛行機の種類
紙飛行機は日本で独自に発展した文化のひとつで、いくつかの種類があります。
まず製作の仕方によって、「折り紙飛行機」「切り折り飛行機」「切り紙飛行機(組み立て式紙飛行機)」の大きく3種類に分けることができます。
折り紙飛行機というのは一枚の紙を使って作る、昔ながらのシンプルな紙飛行機のことです。
折り紙飛行機には800種類以上もの折り方があると言われており、中でも特にポピュラーなのが「へそヒコーキ改良型」「いかヒコーキ」「スーパーフィン」「ロングプレーン」「スライダー」などのモデルです。
中でもいかヒコーキ型は折りやすさ・飛ぶ距離の点で満点ということができます。
切折り飛行機というのは、ハサミを使う点が普通の折り紙飛行機とは違っています。
また、切り紙飛行機は設計図を元にして作られた、やや本格的なもののことを言います。
紙飛行機で使う紙・材料について
紙飛行機で使われる紙や材料については、特別な素材は必要としません。
コピーに使われる普通のA4紙などが紙飛行機にぴったりです。
これに対して組み立て式の紙飛行機の場合には、ケント紙が使われることが多くなっています。
ケント紙というのは表面がなめらかで、硬い素材で作られているのが特徴です。
もともとは製図用紙として使われていましたが、現在ではイラストや漫画の原稿用紙として使われていることが多いようです。
組み立て式紙飛行機ではケント紙のほかにハサミや接着剤、定規、発泡スチロール、木材などが使用されます。
ひとくちに「紙飛行機」といっても、いろいろな素材で作られていることがわかります。
各地で開催されている紙飛行機大会
紙飛行機はただ作って楽しむだけではなく、競技に参加することもできます。
「JAL折り紙ヒコーキ全国大会」なども開催されていますので、どうせ楽しむのなら競技会に参加するのもいいかもしれません。
JAL折り紙ヒコーキ全国大会は室内滞空時間競技を競う個人戦で、参加費は無料、材料費は200円となっています。
入賞すると、大会招待航空券の他に東京1泊宿泊(小学生以下は保護者1名同伴)やJAL工場見学~SKY MUSEUM~招待などの特典を得ることができます。
紙飛行機大会には細かい規則がありますので、参加するまえに必ず細部を確認しておきましょう。
紙飛行機大会は日本国内だけのイベントではなく、60カ国以上の紙飛行機パイロットが集まった「Red Bull Paper Wings」のようなイベントも開催されています。
Red Bull Paper Wingsでは飛行距離だけではなくて、飛行時間や曲芸飛行などについても審査されます。
ただ作るだけではなく、こういった目標を決めて楽しむのもいいかもしれません。