アロマテラピーとは
植物や果実の持つ芳香成分で心身をケアする、ヨーロッパ発祥の自然療法です。
自然の香り成分を体内に取り込むことで、人間本来の自然治癒力を高め、心だけでなく体や肌の改善など、自身を健康に導く手助けとなってくれるでしょう。
よく似た言葉でフレグランスを思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、フレグランスは合成成分で作られた香料で、アロマテラピーは自然の材料から抽出された香料です。
日本では1980年代後半から広まりはじめました。
アロマに関する基本的な知識
アロマと一言で言ってもその種類はとても多く、初心者がいきなり全部を知ることが難しいでしょう。
しかし奥が深いだけに楽しみがいもありますね。
今では様々なお店で売られていて手軽に手に入れることのできるアロマですが、選ぶポイントがあります。
まずは100%天然アロマかを確認しましょう。価格の安いものは薄めてある可能性もあり、十分な効果が得られないかもしれません。
アロマオイルは天然の成分のため、光や熱、空気によって劣化するため、遮光瓶に入っている物を選びましょう。
また使用に関しても、お子さんや妊婦さんなど注意が必要な方もいらっしゃいます。
アロマテラピーを生活に取り入れよう
アロマは簡単に生活に取り入れる事ができます。
まずアロマディフューザーなどにオイルを数滴たらすことで部屋に行き渡らせる芳香浴が手軽でしょう。
さらに簡単な方法ではコップや洗面器に70度ほどのお湯を用意し、そこにオイルを数滴たらして湯気を吸いこむのもおすすめです。
それだけでなく入浴時にバスタブにアロマを数滴たらすアロマ浴で一日の疲れを癒しても良いですね。
またアロマには消臭や殺菌、抗菌の効果を発揮するものもあり、拭き掃除に2,3滴たらした水を使用するのもおすすめです。
初心者におすすめのアロマ
アロマを選ぶ際には好きな香りのグループを見つけることをお勧めします。
新しいオイルを手に入れる時も、そのグループから選択すれば失敗も少ないです。
代表的なものをいくつか紹介しましょう。
シトラスは元気が出る香りが多いのが特徴です。
レモン、グレープフルーツ、マンダリン、ベルガモットなどが代表的です。
花の香りが優雅な気分にさせてくれるフローラルは、落ちい込んだ時に支えてくれるようなエネルギッシュさもあります。
ローズ、ジャスミン、イランイラン、カモミールなど聞いたことがあるものが多いのではないでしょうか。
ハーブや薬草のハーバルは西洋では古くから人々に親しまれており、生活に根付いている香りも少なくありません。
例えばラベンダーが安眠に効果があるというのは有名でしょう。
他にはペパーミント、ユーカリ、ローズマリーなどなじみ深い香りが多いですね。