密かに人気のお寺巡り
お寺というのは各地に多くあるものの、用事がない時には入れないような、意外に敷居の高い場所だと考えている方も多いでしょう。
しかし、一度踏み入れてみればお寺の世界に大きな魅力を感じるかもしれません。
お寺はいつ、誰が行ってお参りしても良いものです。
健康をお願いしたり、悩みを打ち明けたり、仏さまにお話することでこれからを生きるヒントになるかもしれません。
また散策も自由にできるので、日常とは違った雰囲気を味わえますよ。
そしてどこか空気が澄んでいるような境内は、季節ごとに景色を変えて楽しませてくれます。
自然と心が癒されて、リフレッシュにもなるでしょう。
御朱印をいただいてみよう
お寺巡りでは単にお参りをするしかないわけではありません。
中でも御朱印は最近のブームにより多くの方が知るようになりました。
もともとは御朱印とは参拝したことの証明です。
参拝した日付、お寺の名称や仏様の名前などが記されます。
デザインはお寺によって様々で、仏様の絵が描かれていたり、カラフルな物もありますよ。
現在では期間限定の御朱印や、まるでアートのような御朱印まであるので、お参りした後にいただいてみてはいかがでしょうか。
お寺によって楽しみ方いろいろ
お寺によって、色々な修行体験が用意されているところもあります。
一般的に多いのは写経と坐禅でしょう。
写経も坐禅も自宅でもやることはできますが、お寺で体験するとまた違った発見があるのではないでしょうか。
静かな中で黙々と写経をしたり、無駄な事を考えずに坐禅をくんで瞑想することで、心もモヤモヤが晴れてスッキリしますよ。
日常に疲れた時、心が落ち着かない時は特におすすめです。
お寺の外観だけではもったいない仏像を楽しむ
お寺巡りではその建物ばかりに目が行きがちですが、他にも楽しみ方は色々あります。
中でも仏像に注目するのはおすすめです。
仏像といってもその姿はそれぞれに違います。
とくに観音様には種類が多くあり、各々のポーズや持ち物、飾りによっても叶えてくれる事は違うのです。
お寺の説明を読んでこういう願いをすればいいと考えていたところから、一歩踏み込んで観音様の姿をよく見て、叶えてくれる事の意味を感じてみるのも面白いでしょう。
印象的な観音様のおすすめのお寺
観音様の姿が印象的なお寺をいくつか紹介します。
御嶽山清水寺には十一面観音像があります。
頭の上にある11面の顔は全方向を見守っているという意味を持ち、それぞれが怒ったり、励ましたりしているといわれています。
真後ろの顔は何と悪を吹き飛ばすために笑っているんだとか。
書寫山圓教寺の如意輪観音像はなんともユニークです。
6本ある手のうちの一本は、ほおづえをついて考えているようです。
これはどうすれば人々を救えるのかと観音様自身が悩んでいる様子を表しているといわれています。
悩むほど人間のことを考えてくれる心優しい観音様に一度会いに行ってみてはいかがでしょうか。