ピラティス

年齢を問わずトレーニングできるピラティス

近年、様々なスポーツ、トレーニング等が登場しみなさん自分の体にあったもの、興味あるものに挑戦されています。
健康志向が広がりを見せる中、多くの方が生活習慣の見直しや食事の見直しさらに体を動かすことに注目し暮らしの中に健康的な要素を組み込むようになってきています。

ピラティスは身体に強い負荷をかけて行うものではなく、体と心のバランスを取ながら行う運動です。
どの位の回数できたか、またどんな技、記録が出せたかということではなく、どれだけ正しい動きと呼吸が出来たかが重視されます。

今持っている体の能力をしっかり引き出せるように、普段の習慣によってゆがんだり、曲がったり、使い方を間違えている筋肉や骨の動きなどを修正しながら鍛えていきます。

なぜこれほどまでに日本国内に浸透したのか

今までもヨガなどトレーニング、スポーツとしてできる運動は色々と流行っては消えていきましたが、ピラティスは日本に入ってきてからずっと、沢山の方々が日々行う運動となっています。

ピラティスを行っている人は、一般の小さいお子さんたちから年齢を重ねた高齢者まで、その年齢層は非常に幅広い状態です。
またプロスポーツ選手も激しいトレーニングの中にピラティスを組み込み、リラックスし脳がしっかりと活性化された状態で質の高い運動ができるように取り入れています。

誰でも安全に、どこでもできる、ピラティスはちょっとした空間があればどこでもだれでもできますし、体の動かし方も、簡単な部分から次第に少しずつ質の高い状態にしていくという方法で、生活の中に取り入れやすい方法だからこそ、どの分野にもどの年齢層にも人気を得ているのでしょう。

ピラティスの特徴とは

私達は常に呼吸をしていなければ生きていくことができません。
運動をする時にも寝ている時にも、勉強する時でも24時間ずっと継続的に酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すという行為を行っています。

ピラティスは呼吸を正しく行い、呼吸を止めることなくエクササイズを行っていきます。
正しく呼吸ができるようになると心肺機能の強化、また循環器系の機能を高めることができるとされ、体力を向上させることができるようになります。

心臓、肺、血管、さらに体中、筋肉や細胞、内臓、神経等体全体に酸素が染み渡り、心身が活性化した状態を作りながらエクササイズを行います。

精神的な面での効果「意識の向上」

体を健康的に改善していく中、ピラティスにおいて最も大切な事といわれるのが身体意識を養うということです。
体の各部について知識を持ち、本当の位置を理解します。

ピラティスのエクササイズを正しく行うことができるようになると、次第に体の一部が動き、さらにそれが次の動きに影響しているということが理解できるようになっていきます。
すると、各部位を正しく利用することがどんなに大切なことなのか、わかるようになるのです。

自分の身長、体重、各部位のサイズを理解し、自分自身の身体の声をしっかり感じる事で、体の構造を理解しその動きを知り、自らその動きをコントロールするという能力もついていくといわれています。

骨や筋肉、腱や靭帯というのは、それぞれが連動して動くようになっていて、規則正しくつながっています。
この関連性、つながりをボディ・アライメントといます。

現代人は忙しくデスクに座ったままだったり、立ちっぱなしだったり、片方の足に体重をかけて立っていたり、デスクに座っている時常に背が曲がっている状態だったり・・姿勢が悪い人が非常に多くなっています。

姿勢が悪くなると次第に骨、筋肉などの位置がずれていきますが、自分自身はゆがみなどから筋肉、骨に支障が出るまでその歪みに気が付きません。
でもハンドルが曲がっていたり、タイヤの軸がずれている車に乗れば真っすぐ走る事が出来ませんし、遠くまで運転すると疲労が蓄積されます。

これと同じで、人の身体も生活状況によるゆがみ、また怪我などから体のゆがみが起り、筋肉がアンバランスになり連動したスムーズな動きが出来なくなるのです。

ピラティスは、無意識に動かしているいつもの身体の癖を修正し、籍中を強く、しなやかで美しく矯正されたバランスのいい体作りに貢献するエクササイズです。

多くのプロスポーツ選手がピラティスをトレーニングの中に取り入れているのも、柔軟性や平衡性、敏腕性、持久力、さらに瞬発力などをうまく使える身体と精神を作る事が出来るからだといわれています。


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